国際ワークショップ「グローバル・ヒストリーと世界文学」を開催しました(2019年6月1日-2日)

6月1日~2日の2日間にわたり、「国際日本研究」コンソーシアム主催の国際ワークショップ「グローバル・ヒストリーと世界文学」が大阪大学会館で開かれ、オブザーバーを含む計74名が参加しました。

 今回のワークショップは、グローバル・ヒストリーと世界文学に関わるそれぞれの研究者が、人文・社会科学に通底する問題について方法論を越えて議論することにより、これまでナショナルなものとして独立していた歴史学と文学の対話を目指して開催されました。

 一日目は、同コンソーシアム委員長である坪井秀人氏(国際日本文化研究センター教授)の開会挨拶に続き、秋田茂氏(大阪大学大学院教授)による基調講演「アジアからグローバル・ヒストリーを問い直す」が行われ、大阪大学がヨーロッパやアジア諸地域の大学と連携して進めてきたグローバル・ヒストリー研究プロジェクトの成果等が紹介されました。その後、宇野田尚哉氏(大阪大学大学院教授)の進行により質疑応答を行いました。

 二日目は、比較文学の西成彦氏(立命館大学大学院教授)、東洋史・近代アジア史の岡本隆司氏(京都府立大学教授)、チェコ文学・比較文学の阿部賢一氏(東京大学大学院准教授)、国際政治史の松本佐保氏(名古屋市立大学大学院教授)の4名による発表とパネルディスカッションが行われました。続いて、瀧井一博氏(国際日本文化研究センター教授)を進行役に、ディスカッサントである麻田雅文氏(岩手大学准教授)と飯島洋氏(金沢大学准教授)を交えた参加者全員による討議をもって閉会しました。

 本ワークショップでの発表と議論については、成果集として今年度に出版する予定です。

基調講演を行う秋田茂氏

基調講演を行う秋田茂氏

会場の様子

会場の様子

ラウンドテーブル(二日目)

ラウンドテーブル(二日目)

ラウンドテーブル(二日目)

ラウンドテーブル(二日目)

【速報・開催案内】
東アジア日本研究者協議会が2019年11月1日〜3日に開催されます

来年度の東アジア日本研究者協議会(第4回国際大会)の開催について、 台湾大学から、下記のとおり案内がありましたのでお知らせします。

・日時:11月1日(金)~11月3日(日)
・場所:福華国際文教会館、台湾大学
・公式サイト:http://cjs.ntu.edu.tw/eacjs/index.html
 ※ 登録システムの開始は2月25日(月)

【海外求人】Position: Tenure-track assistant professorship in Japanese Studies at Copenhagen University ほか

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【EAJS・海外求人情報】Position: Tenure-track assistant professorship in Japanese Studies at Copenhagen University.
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【H-Japan・海外求人情報】New College – Florida, Division of Humanies ASIANetwork-Luce Foundation Postdoctoral Teaching Fellowship In East Asian Art History
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【H-Japan・海外求人情報】University of Oslo, Department of Culture Studies and Oriental Languages One postdoc and three fully funded PhD positions in Asian studies (religion/anthropology/environment)
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【海外求人】Post-Doctoral Position in Japanese (Georgia Tech)

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【学術会議】Family Policies in Asia ほか

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【H-Japan・海外学術会議情報】Family Policies in Asia
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【H-Japan・海外学術会議情報】ASPAC (Asian Studies on the Pacific Coast) Conference June 7-9, 2019
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【原稿募集】The Journal of Asia Pacific Studies is calling for papers for its March, 2019 issue

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【H-Japan・海外雑誌原稿募集】The Journal of Asia Pacific Studies is calling for papers for its March, 2019 issue

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【学術会議】CFP: Multilateral Dynamics between the Middle East and Asia (Haifa, December 2019) ほか

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【H-Japan・海外学術会議情報】CFP: Multilateral Dynamics between the Middle East and Asia (Haifa, December 2019)

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【H-Japan・海外学術会議情報】CfP: REOPENING THE “OPENING OF JAPAN” – International graduate conference at the University of Oxford to mark the 150th anniversary of the Meiji Ishin, 10-11 May 2019

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【開催案内・2018/12/14-16】
Tohoku Conference on Global Japanese Studies

東北大学 日本学国際共同大学院が主催する国際学術会議 Tohoku Conference on Global Japanese Studies が、以下の要領で開催されます。

 

日時 : 2018年12月14日(金)~16日(日)

会場 : 東北大学

主催 : 東北大学 日本学国際共同大学院

内容 :

日本学国際共同大学院における研究の質をより高め、国際的な水準の研究を発信し、世界の研究をリードすることを目指して、日本学の国際学術会議 Tohoku Conference on Global Japanese Studies を開催します。第1回目の今年は、「明治維新再考ー文化、宗教、国家」をテーマにして、基調講演にシカゴ大学のJames E Ketelaar教授、金城学院大学の桐原健真教授をお招きして行います。ヨーロッパ、北米、アジアの世界各地から第一線の研究者が参加する予定です。様々な分野の研究者が集まり、熱い議論が繰り広げられることが期待されます。

 

関連資料:Tohoku Conference on Global Japanese Studies

公式情報ページ:https://www.sal.tohoku.ac.jp/gpjs/event/overseas/detail—id-370.html

【開催案内・2018/12/2】
国際シンポジウム「日本研究再考:アジア・太平洋の視点から」を開催します。

大阪大学大学院文学研究科との共催で、国際シンポジウム「日本研究再考:アジア・太平洋の視点から」を開催します。

 

日時 : 2018122日(日) 13:0018:00 ( 12:30 開場)

会場 : 大阪大学中之島センター507講義室 http://www.onc.osaka-u.ac.jp/others/map/index.php

事前申込 :  

※ 準備の都合上、事前の参加申込をお願いいたします。

  gjs*let.osaka-u.ac.jpまで「お名前」「ご所属」をお知らせください。

 

お問い合わせ : 大阪大学大学院文学研究科GJSプログラム担当教員   

宇野田尚哉 unoda*let.osakau.ac.jp  周雨霏 zhouyufei*let.osaka-u.ac.jp

*@に置き換えてください)

 

関連資料:国際シンポジウム「日本研究再考:アジア・太平洋の視点から」

大阪大学大学院文学研究科グローバル日本研究クラスター・「国際日本研究」コンソーシアム共催 国際ワークショップを開催しました。

 8月3日、大阪大学豊中キャンパス・待兼山会館にて、大阪大学大学院文学研究科グローバル日本研究クラスターと「国際日本研究」コンソーシアム共催による国際ワークショップ「海外における日本研究の動向と展望」が開催されました。当日は講師・教員に加え、大阪大学文学部の2回生から院生まで計50名が参加し、会場は朝から熱気に包まれました。

 冒頭、宇野田尚哉・大阪大学文学部教授による趣旨説明と、安井眞奈美・日文研教授による講師紹介に続き、午前中の第1部「日本研究の新展開」がスタートしました。

 まず、今年3月まで外国人研究員として日文研に滞在していた金容儀氏(韓国・全南大学校教授)による基調講演「韓国における日本研究の現状と展望―柳田国男・沖縄・「日本研究所」」が行われました。全南大学校に着任してから現在まで20年間の研究生活を振り返り、韓国に「乱立」する「日本研究所」の現状と課題を紹介した後、自らの研究テーマである柳田国男の著作と沖縄民俗それぞれについて、最近の研究動向と今後の展望を語りました。

 なかでも印象に残ったのは、韓国社会では「日本学」に対する需要が多く、「日本研究所」で得た成果を社会に還元するシステムづくりが必要だという提言です。もう一つは、日本社会が危機に直面するたびに、柳田国男研究がリバイバルする、特に『遠野物語』への注目度が高まる、という興味深い指摘でした。

 講演後は、北村毅・大阪大学文学部准教授によるコメントと質疑応答が行われ、続いて、金日林氏(日文研・外国人研究員)が、「「マンガ・アニメ共栄圏」を問い直す」という刺激的なタイトルで発表しました。日本のマンガ・アニメの影響力を強大化しようとする動きは、オタク文化がまだ可視化されていなかった大東亜共栄圏といかなる連続性を持っているか、というスケールの大きな問題提起に端を発した内容には、午後の総合討論の場でも活発な質問や意見が飛び交いました。

 午後の第2部「日本研究の最前線」では、始めにガリア・ペトコヴァ氏(日文研・日本学術振興会研究員)が「日本の伝統芸能におけるジェンダー」と題して、男性中心の伝統芸能の世界においては特異な「おんなもの」ジャンルに焦点をあてました。特に、歌舞伎十八番の一つ「暫(しばらく)」の主役を女性に書き替え、18世紀に初演された「女暫」については、実際の舞台の映像を見せながら詳しく解説しました。

 次に登壇したセシル・ラリ氏(日文研・日本学術振興会研究員)の発表タイトルは「From Amusement to Fire Prevention: The Kite Market of Ōji Inari Shrine」で、東京の王子稲荷神社と装束稲荷神社で毎年2月の初午の日に開かれる凧市について英語で紹介しました。コメンテーターの丸山泰明・天理大学文学部准教授も述べたとおり、美術史家の視点から和凧をアートとして捉え、その歴史的背景から現在の制作現場までを探究するユニークな内容でした。

 最後は、うちとけた雰囲気の中で学生たちを交えた総合討論が繰り広げられました。